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明智光秀 (文春文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 267159 位
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天海説
天海説を架空の人物を織り交ぜて小説として書き上げた著書ではあるが、実に説得力があります。著書に書かれた不自然さを上げると、 光秀を知らない単なる村人に光秀があのタイミングで殺された。 首も見付かった事にはなっているが、死体発見当時に何物かに既に首をはねられていた。 しかも光秀を殺した人間の存在を村人が誰も知らないということから架空の人物を秀吉らが作り上げた可能性すらある。 比叡山には光秀死後なのにも関わらず、何故か光秀が献上した物が残されている。 見付かっている天海の鎧も坊さんが所有しているものとしては不自然。 家康が大阪城決戦の時に天海を大抜擢したのも不自然な事。 家康は豊臣家を救おうとも考えたらしいが、天海が豊臣家を滅ぼすことに異常にこだわった。少なくとも坊さんの発想ではない。 と多数不自然な点はあります。天海の全半生が不明なのも疑いの余地ありです。 筆跡鑑定で天海と光秀が別人と判断した人がいるけど、あの当時は筆跡を見てその書状が本物かどうかを見極めなければならない時代です。天海が何も考えずに光秀当時の筆跡で書状を書くわけがありません。 この本は天海説をとなえた非常に読みごたえのある本でした。
決して読みやすくはない
文章が古臭く、難しい表現を多く用いている為、読み進めていくのが非常に疲れる作品である。 また、登場人物や物語の進み方が淡々としていて、いまいち躍動感や緊張感に欠ける。しかも、いちいち難しい言葉を使うから、場面を想像しようにも意味が分からない。 要するに、物語に入り込めないのである。 私の無知や歴史小説に対する不慣れがいけないのかもしれないが、やはり小説は万人が楽しめるものでなくてはならないと思う。 その上、この作品は前半が(数ある説の中から一つを採用したにすぎないとはいえ)史実に基づいているのに対し、山崎合戦後は完全なフィクションである。 大坂の陣や、徳川三代目の時代まで光秀が生きたとは、いくらなんでも無茶苦茶なような気もするが、まぁそれは小説ならではのifということで。 いずれにせよ、もう少し人間ドラマ性は欲しかった。
明智光秀の小説は数多くあれども・・・
明智光秀という人物は、日本史上でも知名度が高い上に、謎に包まれた人物の一人である。よって、彼を主人公にした小説は数多くあるが、それらは光秀の苦渋に満ちた決断の末の本能寺の変、そして羽柴秀吉と雌雄を決した山崎の合戦で「最高潮」を迎える。御承知のとおり、光秀は秀吉に破れその生涯を閉じる・・・。これが、多くの明智光秀に関する小説の結末である。 しかし、この小説は、その「最高潮」が本の半ばのページにある。山崎の合戦で終わらないのである。さらに、この小説が終わりを迎える章に「燃えろ大坂城」とある。これは、何を意味するものか? 明智光秀の謎に、興味を持たれている方にはお薦めの一冊である。
明智光秀の小説は数多くあれども
明智光秀という人物は、日本史上で知名度が高いが、多くの謎に包まれた人物の一人である。よって数多くの作家によって彼を主人公にした小説が書かれてきた。その多くは、光秀の苦渋に満ちた決断の末に織田信長を討った「本能寺の変」、そして羽柴秀吉と雌雄を決した「山崎(天王山)の合戦」で『最高潮』を迎える。御承知のとおり、光秀は秀吉に破れてその生涯を閉じる・・・。これが、数多くの光秀の小説の結末である。 しかし、この小説は「本能寺の変」、「山崎の合戦」といった『最高潮』は半ばの章にある。 後半から、徳川幕府の黒依の宰相と呼ばれた「天海和尚」が登場する。さらに、終わりに近づく章に『燃えろ大坂城』とある。 これらは、何を意味するのか? 明智光秀の謎に興味をお持ちの方には、お薦めの一冊である。
文藝春秋
信長 (新潮文庫)
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